ユリエルのポコモンラボ

主にポケモンについてのあれこれを書いていきます。

【GSダブル】ノオツーテテフVer1.00【シリーズ10】

シリーズ10 (禁止伝説ポケモン1体まで使用可能、ダイマックス禁止)

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はじめに

 4世代GSルールで広く使用されたユキノオーミュウツーの並び、通称『ノオツー』が今回のダイマックス無しのルールにおいて、とても面白い動きをしてくれるのではないかと思い、過去の資料を参考にしながら、現代風にノオツーパーティを再構築した。加えて、本作より追加された技であるワイドフォースをミュウツーが使用できることに注目して、後続にサイコメイカーのカプ・テテフを採用することで、初手からミュウツーで吹雪やワイドフォースを撃っていけるとても攻撃的なパーティとなった。

 選出としては先発にユキノオーミュウツー、後続にカプ・テテフを基本として残りを補完で選出する。相手に天候やフィールド持ちがいない場合はそこまで交代を行わないが、いる場合は天候やフィールドを奪取するために積極的に交代を行う場面も少なくない。

 

個別紹介

ユキノオー@気合の襷 雪降らし/冷静
197-112-96-158-105-58
(252-0-4-252-0-0) ※S最遅
吹雪/氷の礫/草結び/守る

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 4世代GSの頃から変わらずの構成。最遅にすることでカイオーガグラードンに対して天候をしっかりと奪っていき、気合の襷を持たせることで最低限の行動回数を確保する。また、鈍足でありながら先手で撃てる氷の礫は地味に重宝する技である。

 単体としての性能はそれほどではないが、カイオーガから天候を奪うという点においては水技を半減できる唯一無二のポケモンであるといえ、ダイジェットのないこのルールでは十分に活躍してくれるポケモンだと思う。

 

ミュウツー@拘りスカーフ プレッシャー/臆病
181-x-110-206-111-200
(0-x-0-252-4-252)
ワイドフォース/吹雪/大文字/トリック

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  このパーティのエース。ユキノオーと共に先発で出して、W吹雪やノオー→テテフ交代からのワイドフォースでミュウツーの高火力を押し付けていく。

 元々、持ち物を命の珠としていたが、バドレックス(黒馬)やザシアン等、素早いポケモンが多いため、拘りスカーフを持たせるように変更した。これにより、追い風下の準速カイオーガまで抜けるようになったため立ち回りの幅が広がった。

 加えて、トリックにより拘りスカーフを押し付けることで、対トリックルームパーティに対しても、ある程度の対応ができるようになった。

 ただし、主な攻撃技がワイドフォースと吹雪のため、ガオガエンがパーティ単位で厳しく、採用率の高さも相まって十分な対策が必要である。

 特性プレッシャーは緊張感と選択となる。本パーティが木の実を採用していないため、緊張感の方が有利に働く場面は多そうだが、GSルールにおいてはppが少ない技の採用が多くなる傾向にあるため、プレッシャーも悪くはない働きをしてくれるだろう。

 

カプ・テテフ@サイコシード サイコメイカー/臆病
145-x-96-182-135-161
(0-x-4-252-0-252)
サイコキネシスムーンフォースマジカルシャイン/守る

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  後続から繰り出すことでサイコフィールドをメイクして、ミュウツーの火力を底上げすることが主な役割である。

 持ち物のサイコシードは能動的に使っていける点とカイオーガに対して特防を上げて撃ち合える点からこちらを採用した。同じサイコメイカー持ちとしてイエッサンも考えられるが、ガオガエンに対して少しでも対応したいという考えから、フェアリー複合のテテフを採用している。

 サイコキネシスは特防の高いカイオーガや突撃チョッキ持ちに刺さるサイコショックと選択だが、単純な火力を優先してサイコキネシスを採用している。

 

ウオノラゴン@神秘の雫 頑丈顎/陽気
165-142-120-x-101-139
(0-252-0-x-4-252)
エラガミ/サイコファング/岩石封じ/守る

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 ガオガエン対策として採用。威嚇一回ではものともしない高火力な水技とゴリランダーの草技に抜群を取られないドラゴン複合という点で採用に至った。

 持ち物の神秘の雫はエラガミを撃っていくポケモンなので採用して、サイコファングは壁対策とフィールドとの相性から採用、岩石封じはS操作、特にザシアンに対して、自身やエンテイで上を取っていくために重宝する技であるため採用している。

 4世代GSルールにおいて、ノオツーの第2の禁伝枠としてカイオーガパルキアが採用されていたこともあり、タイプ的にも現代のノオツーの4枠目として綺麗に収まってくれるポケモンなのではないかと思う。

 

エンテイ@突撃チョッキ 精神力/意地っ張り
191-183-105-x-95-152
(4-252-0-x-0-252)
聖なる炎/神速/ストーンエッジ/嚙み砕く

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  突撃チョッキを持たせたアタッカー。環境に多く採用されているガオガエン、ゴリランダーに対して有利に戦っていけるため採用した。その他、ザシアンやバドレックス(黒馬)に対しても戦えるため、パーティの補完として支えてくれるポケモンである。

 持ち物の突撃チョッキはバドレックス(黒馬)の攻撃を耐えて返しの噛み砕くを撃つために採用しているが、単純に猫だましを無効化できる特性精神力とも相性が良い。先生技の神速はサイコフィールドと相性が悪いため使いどころに注意が必要だが、それでも有用な場面は少なくない。ストーンエッジは命中に難有りだが、ガオガエンに打点が持てる技であり、ガオガエンがとても重いこのパーティにおいては重要な技となる。

 

ポリゴン2@進化の輝石 ダウンロード/呑気
191-x-154-125-119-58
(244-x-236-0-28-0) ※S最遅
トライアタック/シャドーボール/スピードスワップ/自己再生

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  最後の補完として入ってきたポケモンである。ウオノラゴンやエンテイがノオツーテテフ@1の4枠目であることに対して、このポケモンはノオツーテテフの選出ができない場合にウオノラゴンやエンテイと共に選出することになる。

 スピードスワップは相手の禁伝相手に撃つことで追い風されても上を取れる技として採用している。追い風は今作では使用ターンから適応され、加えて横取りが実装されていないため、手軽に使えてなおかつ強力な技として、トリックルーム以上に採用率が多いと思われる。スピードスワップ採用は試験的な部分も多いが、トリックルームよりも気楽に使える追い風対策として、普通に有用な技なのではないかと思うので、今後開拓していきたい技である。

 

おわりに

  このルールが発表されたときは、正直つまんないルールだと思っていましたが、ダイマックスやメガシンカゲンシカイキがないGSルールって考えると何だか懐かしい感じがして割と悪くないルールなんじゃないかと思うようになりました。まあ、当時はダブル自体やっていなかったんですけども()。

 ただ、このルールだとどうしても使用ポケモンが限られてくる関係で、すぐ飽きてしまいそうな感じはします。3か月は長いですねぇ。

 話は変わりますが、ノオツー作成に当たって、4世代GSの構築記事をいくつか参考にさせていただきました。個別の紹介は控えますが、本当に有難うございました。

 

 ここまで読んでくださり有難うございました。不定期ですが、またお会い致しましょう!